PSDのインポート機能

Live2Dでは、元の画像加工が出来ないので他のソフトでパーツ別けした画像を作り
PSDファイルにして、Live2Dにインポートして使います

PSD形式とは、フォトショップ(adobe)の画像出力形式の画像ファイルです
パーツ別けした絵がレイヤー別けして保存されています
これをLive2Dへ、インポートして作業します

元の絵の修正や追加があった場合、Live2Dでは、
PSDファイルのレイヤーに描かれた絵を修正したり、レイヤーを追加し、
再度インポートすると、Live2Dモデル絵を差し替えできます
描き変えたのは置き換えされ、レイヤーを追加は新パーツとして追加されます
一度、PSDインポートしたら、レイヤー名は変えない、非表示切り替えはしないのが良いです

レイヤー名がそのままLive2Dでのパーツ名に引き継がれるので
目右 眉左 など判りやすい名前がつけてあると良いです
ただし、記号や特殊文字を使っているとエラーがでてインポート出来ない事がある

Live2D社の仕様として、PSD制作は、Photoshopと、CLIP STUDIO PAINTのみサポート
IbisPaint、など他のソフトは公式ではサポート対象外ですが、使用できない訳ではなく
使用出来ることが多いです、しかしトラブルがよくあり、自力で解決する必要があります


よくあるLive2Dに読み込めない原因

・レイヤーマスクが残ってる 1つでも残ってるとダメ
・クリッピングマスクが残ってる 
・サポート対象外ソフトのPSDファイル
・色数が16bit以上
・フォルダ階層が5階層以上ある


Live2Dインポート用のPSDファイルを作る時のルール

カラーモードは「RGB」、カラープロファイルは「sRGB」
「Adobe RGB」など違うカラープロファイルを使用していると Modeler に読み込んだときに色が変わる
 CMYKなどになっていると、PSDを読み込めません

レイヤー属性は「通常」 「不透明度」と「塗り」は100%
 乗算やオーバーレイなどのレイヤーは色がおかしくなる、レイヤーマスク、クリッピングマスクは残さない
 Live2D内で乗算と加算が使用可能ですが、どう引継がれるか不明なので
 いったん通常にしておいて、Live2Dに取り込み後に変えるのが安全

2.1版 不透明度などを50%などにしていても、Live2Dインポートで100%状態で配置される
3.x版 PSDで設定した不透明度がそのまま引継がれ反映される

配置テクスチャ(テクスチャアトラス)の差し替え
2.1版 PNG形式でテクスチャを差し替えすると、以後PSD修正が使えなくなるので注意
3.x版 機能なし

一度決めたレイヤー名は変更しないのが良い (変えるとリンク切れを起こし消えたりする)
目のマーク非表示の切り替えも注意 (リンク切れを起こし消えたりする)
インポート時はPSDのレイヤー名は同じものがないようにするのが理想

レイヤー名は、 Modeler にインポートで描画オブジェクト名として引き継がれます

PSDファイルを Molder にドラッグ&ドロップしても同じようにインポートできます

1つのレイヤーに複数パーツ配置の場合
2.1版 離れた物は別のパーツとして分けられる
3.x版 離れていても1つのパーツ


目のマーク
2.1版 非表示で配置に使われない Live2Dには取り込まれるが使えない
   再インポートで非表示にするとLive2D上でも消えるので注意、逆に表示にすると新パーツとして追加される
   再インポートを行う際、PSD内でレイヤーを非表示にしてしまうとリンクが切れテクスチャが消去されます

3.x版 非表示で配置に使われない Live2Dには取り込まれる、Live2Dで表示に変えると使える

【 参考 】
 cmoxファイル内にPSDが保存してあり、そのPSDと描画オブジェクトがリンクされています
 繰り返し拡縮や回転して配置しても劣化させることなく再配置されます


レイヤー構成制限
2.1版 通常のレイヤー並び、フォルダ階層可、インポート後はベタ並び
3.x版 フォルダ構成で読み込め、そのままのフォルダ構成で反映される 
    ただし、現段階では6階層ほどで構成が崩れる問題が発生するので5階層までにする


アドビ以外のソフトでPSD形式出力した場合、色化けなどが起こる事があります
 「GIMP」無料画像編集ソフト OK
  MediBang Paint Pro  色化け


PSDとのリンクが切れてしまう条件
  ポリゴンを編集時、頂点をすべて消してから打ち直ししたとき(2.1版の時)
  PNG形式のテクスチャの差し替え操作をしたとき(2.1版の時)
  再インポートしたPSDに元あったレイヤーが無くなっているとき
  PSDのレイヤー名を変えて再インポートしたとき
  元々表示していたレイヤーを非表示にして再インポートしたとき


アドビ PhotoShopでも起こる問題
 PSDに作業用パスのデータが残っていると読み込むことができない、又は表示されない
 データサイズが大変大きいと読み込むことができない
 レイヤーマスクを結合する必要がある
 線画やクリッピングマスクを結合しておく必要がある
 結合してないと読み込むことができない、又は表示されない
 レイヤー階層が5層以上だと読み込み不具合あり 
 PSDのレイヤーなどで色数が16bit以上になっている場合Live2Dでは読み込めません
  Cubism Editor 3.xにて読み込めるのは 8bit/チャンネルまでです

 Live2Dのモデルデータが保存できない事があるようです
  その時は、PSDファイルの解像度を落とすと良いようです
  例:4096×8192で作成、ドット数は変えずdpiを300から144で保存できた


目のマークの仕様
2.1版 非表示で配置に使われない Live2Dには取り込まれるが使えない
   再インポートで非表示にするとLive2D上でも消えるので注意、逆に表示にすると新パーツとして追加される
   再インポートを行う際、PSD内でレイヤーを非表示にしてしまうとリンクが切れテクスチャが消去されます

3.X版 非表示でもLive2Dに取り込まれ、非表示でパーツになっている
   Live2Dで表示にすればそのまま使える
   一方、完全に使わない見本絵や不要パーツは消すしかない


Live2D PSDデータのインポートついて

PSDが差し替わらない問題の原因と解決方法


PSD関係のLive2Dバグ

・psd再インポートでレイヤー名変更なし、レイヤーの順番変更なしにて
 新しいレイヤーで素材追加すると、アートメッシュの接続が変になるバグがある
 Live2D 3.00から発生し、現在の3.3でも残ってる

・バグと言うか仕様 3.x版の場合
 画像の修正内容によっては新規扱いされる 
  元の位置が移動してる、大きさが変わっているなど

・4.x版にて 
 特定のPhotoshopのバージョンで保存したPSDが読み込めない不具合があり、
 Cubism Editor バージョン4.1.02beta1で修正、つまりそれ以前だと起こる


その他 参考


【 参考 】
作成でのPSD画像サイズ

FaceRigでの表示サイズが、1280*720、バストアップ表示で顔縦が300ドット
バンドリゲームのLive2D、テクスチャサイズ1024×1024 顔縦250ドット

Live2Dテクスチャでのサイズが顔縦250ドットとすると、その倍サイズで作画すると良い
全身の作画するなら6頭身で縦3500×横2000ドットぐらいが良さそう

さらに倍の顔縦1000ドットで作成すると綺麗になる
顔縦1000ドットだと大画面使用の場合にも対応出来る
全身の作画するなら6頭身で縦7000×横4000ドットぐらいが良さそう

フリー版は、使えるテクスチャが 2048 x 2048pixが1枚だけなので、
あまり大きくしすぎても結局縮小するので小さくても良いです



PSD形式ファイルの最大容量は2GBまで、超える事はできない

PSDで保存できない物、
・ファイルサイズ2GB以上
・一辺の長さが30,000ピクセル以上
・HDR、32 bit/チャンネルの画像
  これらはPSB形式で保存になりLive2Dで使えない



Cubism Editor 3.xでのPNG画像について
 データの拡張子は『.PNG(大文字)』は読み込めない『.png(小文字)』は読み込める



正常に使える他ソフト
 「GINP 2」無料画像編集ソフト
 「CLIP STUDIO PAINT」
 「GIMP」無料画像編集ソフト 

アドビ以外のソフトでPSD形式出力した場合、色化けなどが起こる事があります



一部のパーツが、変えたのに読み込まない現象
ほんのちょっと位置ずらしてインポートし直したなら出た



よくある、Live2DにPSD入れても反応しない

・保証外のPSやクリスタ以外のPSDファイルを使っている
・「パス」が残ってる、1つで残ってると入らない



CLIP STUDIO PAINT (クリップスタジオペイント)(クリスタ)

・出力したPSDファイルは、そのままLive2Dに入る

・CLIP STUDIOでは、レイヤーを統合した状態でPSDファイル出力してしまう事がよくあります
 「別名で保存」か「複製して保存」で保存すると良いです

メーカー:セルシス


MediBang Paint (メディバンペイント)

 MediBang Paint (メディバンペイント)  色の不具合 色化け
 MediBang Paint Pro (メディバンペイントプロ) 色の不具合 色化け
 MediBang  「書き出し」選択 Live2D作成出来るが FaceRigでエラー落ち
       「保存」を選択  Live2D作成出来る FaceRigで動く

 問題相談


FireAlpaca (ファイアアルパカ)

 FireAlpaca(ファイアアルパカ) 元ファイル通りに読み込まれない
      (クラウドアルパカ) 元ファイル通りに読み込まれない

 Live2Dで読み込み、使用出来るが、moc3書き出しでパーツに黒縁現象が出る事がある



GIMP

「GIMP」無料画像編集ソフト  GNU Image Manipulation Program 

・出力したPSDファイルは、そのままLive2Dに入る
 注意点は、レイヤー名の日本語が化けるので英文字か
 Live2Dに入れてから修正するか、レイヤー名を半角英数(ASCII文字)にする

・出力PSDのレイヤーが文字化けするバグの解決策
 旧ギンプペインターに読み込ませて再出力する


GINP 2

「GINP 2」無料画像編集ソフト  上のに、にてるけど別ソフト 



Photopea

無料のオンライン画像編集サービス  https://www.photopea.com/
PhotoshopのPSD、GimpのXCF、JPEG, PNG, GIF, BMP, WebPなどの画像ファイルを編集できる

・Live2D 2.1版 3.x版ともに読み込めなかった
・PS2021のファイルをここで変換したのが読み込めた

その他のソフトで作成後に、これで読み込んで再書き出しすると使えるかもしれない。



アイビスペイント ibisPaint

アイビスペイント お絵かきアプリ
PSD保存がないので クリスタのCLIP形式で保存してクリスタでPSD化が必要

バージョン 6.0.0(最新は6.3.0)からPhotoshopファイル (PSDファイル) 出力、PSD保存機能が追加
しかし、Live2Dに入らないとのツイートもあり未確認

ibisPaintで出力されたpsdファイルは、レイヤーにゴミが一切無い状態でも
全画面サイズと同じメッシュとして読むこむ仕様なようです



Painter

Corel Painter 2020 デジタルアート&ペイントソフト


不明  Photoshop 形式 (PSD)での出力はあるようですがLive2Dに入るかは未確認




  • 最終更新:2022-02-27 11:12:06

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード