Live2D作成手法一覧
ここは、Live2D表現を向上させる為の作成手法一覧です。
口の作成だけみても大きく別けて3種あるのですが知られていない状態
それぞれの特徴、利点、欠点、全体のデフォーマ構成、描画順の管理方法、
手や足の切り替え管理方式など様々な作成手法を情報共有し発展させたいです。
FaceRig対応 規格
表情
FaceRigでの感情表現 現状と使える機能、作成案
特殊表情切り替え ><目など極端な形状の目などを作成
感情表現モデルの作り方 5F型 概要と作り方
輪郭線を変化させる
デフォーマの形状を反転コピーする方法
基準
・Live2Dキャラから見た時の右左でパラメータ名、動作など作成
・Live2Dでの座標表現
X 左右方向 Y 上下 Z傾き
奥行き、寄り引きが未定
工夫
顔角度変化に伴う補正
・顔角度に応じて口の変形を行う
斜め向きでの口は斜めに傾く
・顔角度に応じて目の変形を行う
アニメなどでは斜め向きでの目は片方が縦長で小さく見えるので
Live2D作成でも小さくする
作成でのPSD画像サイズ
FaceRigでの表示サイズが、1280*720、バストアップ表示で顔縦が300ドット
スマホ用バンドリゲームのLive2D、テクスチャサイズ1024×1024 顔縦250ドット
普通のFaceRig用なら、最終テクスチャが顔縦500ドットぐらいが良いようです
FaceRigで顔アップをしても綺麗に表示出来ます
Live2Dテクスチャでのサイズが顔縦250ドットとすると、その倍サイズで作画すると良いです
全身の作画するなら6頭身で縦3500×横2000ドットぐらいが良さそう
さらに倍の顔縦1000ドットで作成するとさらに綺麗になる
顔縦1000ドットだとイベントなど大画面使用、グッズ絵にも対応出来る
全身の作画するなら6頭身で縦7000×横4000ドットぐらいが良さそう
Live2Dでのテクスチャ作成時に50%、25%化する事で調整
FaceRigでの使用感は、
顔縦250ドット、普通にドットも気にならないが拡大アップにした場合ドットが目立つ
何かあって将来、イベントの大画面で表示、キャラグッズ化する事になった時、
元が高画質ならすぐ対応出来ます
フリー版は、使えるテクスチャが 2048 x 2048pixが1枚だけなので、
あまり大きくしすぎても結局縮小するので小さくても良いです
パーツの使い方
Live2D基本方式
パーツを変形させて作成する方式
スムーズに変形する、作成が大変
パーツ切り替え方式
複数のパーツを表示切り替えする方式
作成作業が楽、パッと変化する
ポリゴン点の打ち方
・Live2D自動打ち、Live2D基本ポリゴン点打ち
自動ポリゴン打ちでなる打ち方、均等に三角形になるように配置される
手間はかからないが、ぼやけたり荒れたりする
・パーツ中心打ち
パーツの中心に点を打つ方式、曲げは綺麗に曲がるが
ぼやけたり荒れたりする
・線境界、色境界打ち
色の境で点を打つ、思ったように影や模様が綺麗に変形できる
手動で打つので大変、職人用
・線挟み打ち
輪郭線にて線を挟むように色境で点を打つ
色伸びやぼやけが無く、思ったように線が変形できる
形や線をうまくきれに曲げられる、影など思うように動かせる
欠点は、手動でやるしかないので大変、
平行打ちと三角打ちがある
平行打ちは曲げがわかりやすい
三角打ちは曲げがきれい
・同色の時は不要な点を減らす工夫をすると、PCでのデータ処理量が減る
ポリゴンの反転コピー方法(Live2D 3.x版)
顔など左右線対象の物のポリゴン点を(ほぼ)左右対称に打つ方法
顔パーツの半分をポリゴン点打ちする
出来た顔パーツを複製する
複製したのをポリゴン編集にして全部を囲って Ctrl + C し、閉じる
元の顔パーツをポリゴン編集にして Ctrl + V で貼り付ける
赤枠端を移動して裏返して反転させたり、中心部の点を整えたり、線を繋いだりする
完成したら、不要になった複製したのを消す
元のままだとコピーできないけど別パーツ化するとコピー出来るようです
パーツの表示/非表示
・不透明度を変える
・パーツ分類での表示切替(ゲーム用途)FaceRigでも起動時に選択可能
・パラメータ点を打たない事で消す(非推奨)
・描画順を変える(裏に隠す)
・覆い被せる
・範囲外に移動する
・パーツに不透明度などを直に設定をする
・パーツの親に表示切り替え用デフォーマを用意する
口の作成方式
・簡単に出来るパーツ切り替え方式 (えもふり方式)
表示を切り替えるなど、少しの手間で済むので作成が楽
笑顔、普段、怒り口の3種変化も可能
・上下の口線パーツを使ったLive2D標準方式
笑顔、普段、怒りの3種変化の場合、パーツ切り替えでも出来るので
手間の割りにメリットがない、3種以上の表情を組む場合は有効
・母音発音表現が出来るXY2軸方式
口開閉と口幅のXY2軸で口の形を作る方式、
「あいうえお」の母音が表現出来る、
笑顔、普段、怒り口の3種変化も可能
FaceRigでそのまま使える、人の口形と連動して動かせる
・母音発音、感情表現出来るXY2軸方式
口幅をデフォーマで変化させ、
口開閉と口感情の2つで口の形を作る方式
「あいうえお」の母音が表現出来、
FaceRigでそのまま使える、人の口形と連動する
笑顔、普段、怒り口の3種変化以外の困り、慌て、ワ口、ネコ口など
多様な口形状が作成可能
ただ、形状切り替えはキーかマウス操作になる
目の作成方式
・簡単に出来るパーツ切り替え方式
開閉は、閉じた目の絵と切り替える方式、
不透明度を変えて絵を切り替えるだけなので作成が楽
パッと切り替わる、中間がない
・Live2D標準方式
開閉の動きににパーツ変形を使う、綺麗に開閉するが、
手間のわりに成果があまりない
感情表現する場合デフォーマとなり簡易しかできない
・感情表現出来るまつ毛可変方式
開閉はパーツ切り替え方式で行い、感情変化にパーツ変形を使う方式
多様な目形状が可能
・ハイライトの可動、消しの手法
目の開閉に伴いハイライト位置を動かして常に見えるようにする
キー押しにて、ハイライトを非表示にする
・ハイライトの物理演算揺れの手法
動きに伴いハイライトが物理演算でふるふると揺れる
・目玉の拡縮の手法
キー押しや目開閉の1.5などで縮小させ、驚き目を表現できるようにする
・><目の切り替え、出現方法
キー押しで出すのが定番、目パーツの親に表示消しパラメータを付け
出現時は目を消すようにする、
FaceRigのキー押しの都合で特別目の数だけ消しデフォーマを付ける
・キラキラ目、ハート目の出現方法
キー押しで出すのが定番、不透明度を変えて普段は消しておく
キラキラを呼吸パラメータで大小させた動きにするのも良いです
髪の揺れ
・Live2D標準髪揺れ
1つの物理演算揺れで1つの髪揺れパラメータを動かして揺らす
一定揺れ感が出てしまう
・2重物理演算揺れ
2つの物理演算揺れで2つの髪揺れパラメータを動かして揺らす
通常の髪揺れ、幅が変化するふわり揺れ、バンドリゲームモデルで使われている
2つの異なる動きが重なる事で一定揺れ感が減らせる
・3重物理演算揺れ
3つの物理演算揺れで3つの髪揺れパラメータを動かして揺らす
通常の髪揺れ、幅が変化する揺れ、元の髪の形をカーブさせる揺れ
ランダムに動いてるように見える
・グルー、スキニング使用方式
うなぎのようなぷるぷる揺れが出来る、横方向のみ
回転デフォーマを用いるので多重揺れが出来ない
・1ターン揺れ
顔向き変化での遠心力で、ふわりと広がりなびく動き
1ターン揺れで収まる物理演算を設定、左右別の物理演算を使い反転設定
1ターン揺れ用の乱れ流れ髪パーツを使用
Live2D技術達成状況
顔XY向き 45度 達成 トップは広範囲90度に到達
体XY向き 15度 達成 45度 未
髪揺れ技術 1パーツ揺れのみ 多パーツタイプ 未
手の可動 腕1種可動 半ば 多種腕可動 未 トップや商用で一部達成
指の可動 トップによる試作的な指可動はあり
表情、感情表現 簡易5種のまま変わらず 演技が出来ない状態
トップのいちぶが多種を達成 標準化 未
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感情種類 7種 Live2D標準モデルで可能
笑 笑顔 通常の状態
怒 怒り 眉をV字にして口をへ字
困 困り 眉を八字にして口をへ字
呆 ジト 笑顔パラメータを0.5にしてまつ毛を平ら状態にする
普 普段
赤 赤面 赤面を表示
攻 ドヤ顔 眉をV字にして口をU字
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感情種類 12種
笑 笑顔(ワ) 笑顔(壷口 D) 猫笑顔 大笑顔
普 つまらなそう 普段 微笑 わくわく
怒 軽怒り 怒り 泣き怒り
困 どうして なんで なぜ わからない とまどい 困惑 困り
赤 恥じらい 照れ 赤面 真っ赤
泣 泣き前 涙目 泣き 号泣
呆 呆れ ジト 軽蔑 唖然
慌 慌て 驚き びっくり
攻 お願い キメ顔 ドヤ顔
苦 体調が悪い 苦しい 痛い
楽 気持ちいい 快感 らめ だらり くたー
他 申し訳ない 呆ける
参考サイト
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【Live2D】顔のセットアップについて
【Live2D】体の作成方法について
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【FaceRig】最短設定!基本の環境構築・設定と録画までの使い方について
【FaceRig】Live2Dのモーションとカスタムパラメーターの設定方法
【FaceRig】表情の調整方法について
【FaceRig】8つの特殊パラメーターで8つの感情を切り替える方法
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【FaceRig】自分で用意した背景画像を表示する方法
【FaceRig】webmの動画データをAVIに変換する方法
【FaceRig】1つのカメラで4人同時に撮影する方法
【FaceRig】FaceRig内に載せる説明文を記述する方法
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【FaceRig】LeapMotionで腕や指を動かす方法
【FaceRig】アプリに自作Live2Dを登録する方法
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Live2D社デザイナーのSevenA氏の作成記事
- 最終更新:2022-11-11 22:12:12