Facerig用ファイル構成(moc形式)
Live2Dでキャラを作り、Facerigで使えるようにするには
所定のフォルダやファイルを作る必要があります。
半角英文字のモデル名で名前統一したフォルダを作り、そこに名前統一した各ファイルを入れます
これがそのままFacerigでのフォルダ名になりますので他の人と重複しない名前が良いです
日本語や記号は使わず半角英文字だけ、モデル名はすべて名前統一し同じにします
Live2Dから モデル名.moc を書き出す時、
後で名前変えればいいやと 初期名 model.moc などで書き出すと
モデル名.model.json 内の文字もmodelという名前で作られてしまうので
書き出しの時はしっかり 英文字のモデル名付けて書き出しましょう
メモ帳ソフトでcfgファイルをTXT形式を作る時、保存でいつのまにか末尾に.txtが付いてる事があります
cfgファイルの末尾に.txtが付いてるとFaceRigで機能しません hiyorimodel.cfg.txt
cc_names_モデル名.cfg 、cc_モデル名.cfgの最初の1行目、
先頭の1行は改行しておくと良いです
詰まっていると動作環境によってはFaceRigでキーやモーションが機能しない事があります
moc形式 ( 2.1版 )の場合
モデル名フォルダの中に以下の物を入れます
モデル名.moc Live2Dの「mocファイル書き出し」にて作られるファイル
モデル名.model.json Live2Dの「mocファイル書き出し」にて作られるファイル
cc_names_モデル名.cfg キャラの名前やFacerig画面での説明文が書いてあるもの
自分でメモ帳ソフトなど使ってTXT形式で作る
cc_モデル名.cfg 初期表示位置、使用モーション、使用パラメータ初期値指定などが書いてあるもの
自分でメモ帳ソフトなど使ってTXT形式で作る
ico_モデル名.png Facerigのモデル選択画面で表示される画像
正方形のPNG形式で作る 500ドット位でよい
モデル名.physics.json 物理演算ファイル 無くてもよい、
Live2D Viewerで作る、あると綺麗に髪揺れする
モデル名.2048 テクスチャ画像が入っているフォルダ「mocファイル書き出し」にて作られる
末尾の数値はテクスチャのサイズになっているので1024や4096の時もある
motions 自分でフォルダを作り、モーションファイルを入れておくフォルダ
Preview.jpg スチームでのモデル紹介画面で使われるjpg画像
ファイル名は Preview.jpg 500ドット位の正方形が良さそうです
cc_names_モデル名.cfg の記述内容
モデルの名前やFacerig画面での説明文が書いてあるものです
自分でメモ帳ソフトなどを使いTXT形式で作ります
改行は、htmlタグ <br> で出来ます
日本語説明文も可能ですがメモ帳でのUTF-8ではなく
本格テキストエディターで使えるUTF-8のBOM無し形式で記述すると使えますが
2バイト文字非対応地域のPCでFaceRigのエラー落ちが起こりますので使わないのが良いようです
書くのはこの2行だけ
set_friendly_name モデル名 'モデル名欄の所に表示される文字を書く'
set_avatar_skin_description モデル名 default 'ここに説明文を書く'
Live2Dサンプルの説明文そのままに default txt_descLive2dAvatar4 とか書くと
元から入っている他の添付Live2Dモデルの説明文が入ってしまいます
・FaceRigの説明欄
5行まで表示、1行に33文字まで入り改行、
改行コード含め、71文字(2バイト文字)まで、半角の英字だと142文字まで
FaceRigのモデル一覧での説明文を日本語にしたら
英語圏専用PCの場合、エラー落ちする場合があるようです
文字コード違い、文字数オーバーなどすると、文字が表示されない
1つのモデルアイコンに複数のモデルを入れる記述
set_avatar_as_skin_for_other_avatar モデル名 まとめ元のモデル名
説明英文例
Original character. オリジナルキャラだよ
motion (q, w, e, r, t, y)Key. モーションが使えるよ
Comic effect (z, x, c, v)Key. まんが表現できるよ
Shift + mouse button drag -- Move arm. 手が動くよ
記述例
Q笑顔 W困り Eドヤ Rジト T怒り Yお辞儀
S+目閉じ 笑顔目
Sh+z青面 Sh+x瞳小 Sh+cぺろ Sh+vハイ消
Z赤面 X><目 Cキラ目 Vヤミ影
Sh+mo上下 手動く Alt+mo左右 手替
記述例
set_friendly_name hiyori32a 'hiyori32a'
set_avatar_skin_description hiyori32a default 'hiyori32a.<br>Original character.'
cc_モデル名.cfg の記述内容 何も指定しないなら省略可
Facerigでモデルが最初に表示される位置や大きさを指定できます (省略可)
QからYキー押しで使用するモーションを指定します (省略可)
ZからVキーを特定のパラメータで使用したい場合指定します (省略可)
表示される位置や大きさの指定
set_cam_pos モデル名 0.0 0.15 2.5
例では 少し上、キャラ大きめ表示
末尾の数字は順に 左右位置 上下位置 表示倍率(数値大きくで大きく)
QからYキー押しで使用するモーションの指定
set_special_action_anim モデル名 'モーション名.mtn' 1
set_special_action_anim モデル名 'モーション名.mtn' 2
set_special_action_anim モデル名 'モーション名.mtn' 3
set_special_action_anim モデル名 'モーション名.mtn' 4
set_special_action_anim モデル名 'モーション名.mtn' 5
set_special_action_anim モデル名 'モーション名.mtn' 6
ZからVキーを特定のパラメータで使用したい場合指定します (省略可)
Shift + ZからVキーをパラメータで使用したい場合指定します (未使用なら省略可)
set_special_pose_param モデル名 'パラメータ名' 0 1 1
set_special_pose_param モデル名 'パラメータ名' 0 1 2
set_special_pose_param モデル名 'パラメータ名' 0 1 3
set_special_pose_param モデル名 'パラメータ名' 0 1 4
set_special_pose_param モデル名 'パラメータ名' 0 1 5
set_special_pose_param モデル名 'パラメータ名' 0 1 6
set_special_pose_param モデル名 'パラメータ名' 0 1 7
set_special_pose_param モデル名 'パラメータ名' 0 1 8
末尾の数字は OFFの時 ONの時
対応キー(1=Z、2=X、3=C、4=V、5=Shift +Z、6=Shift +X、7=Shift +C、8=Shift +V)
末尾の数字は OFFの時 ONの時 対応キー(1がZ、2がX、3がC、4がV)
応用として赤面など 0 0.7 1 にするとやや薄い赤面も可能
元からある下記指定パラメータを使用している場合は記述不要
照れ PARAM_CHEEK Zキー
涙 PARAM_TEAR Xキー
怒り PARAM_RAGE Cキー
髪ふわ PARAM_HAIR_FLUFFY Vキー
アイドリングモーションの設定
この記述でモーションを設定すると、常に繰り返し再生されます
set_idle_anim モデル名 'アイドリングしたいモーションファイル.mtn'
キー押しで、他のモーションを再生している時は止まり、終わるとまた始まる
モーションファイル内にFaceRig使用パラメータがあると、
FaceRigの顔トレースより優先されるので動かない
モーションの終わりで一瞬止まるので回転などで少し違和感がでる
グループ分けしてある物をまとめて非表示に出来る設定
手の表示例 ARM_Lを非表示 ARM_L_02を表示
set_part_opacity モデル名 'PARTS_01_ARM_L' 0
set_part_opacity モデル名 'PARTS_01_ARM_R' 0
set_part_opacity モデル名 'PARTS_01_ARM_L_02' 1
set_part_opacity モデル名 'PARTS_01_ARM_R_02' 1
末尾数字 0で非表示 1で表示
Live2Dモデラー上で非表示で書き出した場合、1にしても表示されない
手のパラメータを使い動かしたい場合記述する
PARAM_ARM_L -10から10まで、
PARAM_ARM_R -10から10まで
set_arm_l_param モデル名 'PARAM_ARM_L' -10 10 -10
set_arm_r_param モデル名 'PARAM_ARM_R' -10 10 -10
末尾数字
初期表示位置、マウス上移動で向かう数値上限、マウスクリックで移動する位置
【 参考 】
クリックで移動を使って、-10 10 10などの設定で
マウスを動かさずに手を振る、拍手など素早い動きをさせるのも良い
手先の方のもありますがうまく動かないです
set_hand_l_param モデル名 'PARAM_HAND_L' -1 1 0
set_hand_r_param モデル名 'PARAM_HAND_R' -1 1 0
仕様というバグで、上記Armでのマウスクリックでこのパラメータが動いてしまったり
1から-1を指定しても0.2や0.6までしか動かないなど酷い状態
【 参考 】
FaceRigは、一式入ったフォルダ名を元に動作ファイルを参照しています
フォルダ名とキャラ名が異なると参照されず表示されない、動かないなどが起こります
FaceRigで、cc_モデル名.cfgの最初の1行目が飛ばされ、機能しない事があるようなので
念のため、先頭の1行は改行しておくと良いです
FaceRigでZなどのON/OFFキー押しをCFGファイル記述で使用の時、
パラメータ値をマイナスにする場合、
一瞬だけ値が1に変わってからマイナスへ向かうようです、
なのでチラッと値1の状態になるみたい
使わない行とか、メモ文字は先頭に --- をつけると機能しないかも
cfgで数値後ろの改行前に全角スペースとかあるとエラーが出る
【 cc_ファイルの記述参考 】
set_cam_pos miyuri_y_ky_a 0.0 0.16 3.0
set_special_pose_param miyuri_y_ky_a 'PARAM_CHEEK' 0 0.7 1
set_special_pose_param miyuri_y_ky_a 'PARAM_TEAR' 0 1 2
set_special_pose_param miyuri_y_ky_a 'PARAM_RAGE' 0 1 3
set_special_pose_param miyuri_y_ky_a 'PARAM_VKEY' 0 1 4
set_special_pose_param miyuri_y_ky_a 'PARAM_NKEY' 0 1 5
set_special_pose_param miyuri_y_ky_a 'PARAM_EYE_BALL_FORM' 0 -0.8 6
set_special_pose_param miyuri_y_ky_a 'PARAM_JKEY' 0 1 7
set_special_pose_param miyuri_y_ky_a 'PARAM_EYE_BALLHI_OFF' 0 1 8
set_arm_l_param miyuri_y_ky_a 'PARAM_ARM_L' -10 10 -10
set_arm_r_param miyuri_y_ky_a 'PARAM_ARM_R' -10 10 -10
set_hand_l_param miyuri_y_ky_a 'PARAM_HAND_L' -1 1 0
set_hand_r_param miyuri_y_ky_a 'PARAM_HAND_R' -1 1 0
set_special_action_anim miyuri_y_ky_a 'qqqq.mtn' 1
set_special_action_anim miyuri_y_ky_a 'wwww.mtn' 2
set_special_action_anim miyuri_y_ky_a 'eeee.mtn' 3
set_special_action_anim miyuri_y_ky_a 'rrrr.mtn' 4
set_special_action_anim miyuri_y_ky_a 'tttt.mtn' 5
set_special_action_anim miyuri_y_ky_a 'yyyy.mtn' 6
set_idle_anim miyuri_y_ky_a 'Idling.mtn'
cfg設定ファイルが無い場合
cfg設定ファイルが無い場合や、機能していない場合
モーションは、01.mtn などが並び順(名前、番号順)にQからYへ対応で動く
Z~Vキーは下記デフォルト名なら機能します
Zキー PARAM_CHEEK
Xキー PARAM_TEAR
Cキー PARAM_RAGE
Vキー PARAM_HAIR_FLUFFY
- 最終更新:2020-10-31 01:31:12