Facerigで使えるQからYキーで再生されるモーション

QからYキーで再生されるモーションの使い方
FacerigでQからYキー、6種を押すと、顔トレースが一旦解除されモーションが再生されます
モーションが終了すると、顔トレースが再開され顔に合わせて動きます

【 参考 】
モーション再生中でも、モーションファイル内に書かれていないパラメータは顔トレースで動きます
つまり、角度X PARAM_ANGLE_X が書かれていないモーションなら
モーション再生中でも顔が自由に動かせます

Live2Dのモーション機能のモーションの繰り返しや一定方向連続は使えません
口開閉やまばたきのを別パラメータID名に変えるのも使えません

FaceRigでは、なぜか、モーションが途中で止まる事があります、
しっかり記述されているのに、そのパラメータ値にならないで終わる、
飛ばされるなどよく起こります、原因未解明

作成とFaceRigでのFPS値の違いなどで、モーションの値取得が飛び飛びで行われるので
瞬間的な変化が飛ばされのかも


最後まで再生されない場合、最後を延長すると元あった最後まで動かせる、延長部分は動かない
FaceRigのfpsと作成、モーション記述のfps値の関係、フェード値に関係があるのかも 未解明
フェードの設定の数値を0にしたら正常に再生との話しもあり

1.5秒以下の短いモーションだと動かない場合が多いとの報告があり






2020年9月現在に判明した事  
FaceRigのモーションは
最初と最後の所がフェード値によって基本値?と足される感じになるようです
FaceRig上の値 + モーションの値 この比率が徐々に変わる

モーション最後の部分に記述された値にはならず
最後を急に0に戻そうと記述しても0にならない感じの動作です

フェードの値の初期値は1000(1秒)なので、
短いモーションだと、フェードインが終わる前にフェードアウトが始まってしまい
表示が半透明になるようです

半透明をなくすにはフェードインを値を0にするか、切り替え時間を長くするか
戻すにはフェードアウト時間より長く戻す値を末尾に羅列するといいかも(1秒ぐらい)

バグかと思われていたのも実はフェードが原因かも
・モーションが短い(1.5秒以下)とまともに動かない  フェードイン・アウトの影響
・最後がまともに戻らない  フェードアウトの影響



FPS値
Live2Dでの作成時とFaceRigでのFPS値違いで
モーションでのパラメータ値取得が飛び飛びで行われるのが原因かもしれない

例として、30fpsで作成のを60fpsで読み取ると1コマ飛びで読む事になる
瞬間的な変化や値が最初の部分しか書かれてない場合
値が飛ばされるのかもしれない





Facerigでのモーション動作 moc形式
・QからYキーを押してモーション再生中に、別のQからYキーを押すと
 後から押した物が再生されるので、セレクター利用が出来る

・モーション終了時のパラメータがそのまま残る
 FaceRig使用パラメータは元に戻る

・ 2018年12月の仕様変更でmoc形式の場合、キー押し込みでは動作せず、
 キー離しでモーションがスタートする仕様に改悪された
 以前は、キー押し込みでスタート  元に戻った


Facerigでのモーション動作 moc3形式
・QからYキーを押してモーション再生中は、別のQからYキーを押しても
 モーション再生中の割り込みが出来ない、セレクター利用は出来ない
 キーを押し続ける事で動きの連続再生が可能

・モーション終了時のパラメータがそのまま残る
 FaceRig使用パラメータは元に戻る

・キー押し込みで動作開始、キー押しでモーションがスタートする仕様



優先度
キー押しでのモーション > アイドリングモーション > 顔トレースでの動き

モーションファイルの中にパラメータ記述がないパラメータは
モーション再生中でも顔トレースで動きます

アイドリングモーションに顔トレースで動いているパラメータ記述があると
そのパラメータは人の顔トレースでは動かなくなる




Live2Dでの作業

アニメーターを使い、動き、動作を作り、モーションファイルを作ります
通常のモーション作成と同じですが、
パーツ分類での表示切替、不透明度変化、位置移動は使えませんので
パラメータでの表示切替、不透明度変化、位置移動を使うと良いです


Facerigで動かす為の作業
モーションファイルを motions フォルダを作り入れて
そのファイル名を cc_キャラ名.cfgファイル(テキスト形式)に記述

記述文は
set_special_action_anim キャラ名 'ファイル名.mtn' 1
末尾の数字は1から6で QからYに対応  Q=1 W=2 E=3 R=4 T=5 Y=6

同じパラメータを使用していれば他のキャラ用のモーションファイルも使用できます


セレクターとしての利用
QからYキーを押すと後から押した物が再生される事と、
モーション終了時のパラメータがそのまま残る事を利用して

Qキーをリセット、Wキーをストップにして
Eキー等に一定時間で表示したい物を順次切り替えるモーションを作りセットする
キーを押すと順次切り替わり、使いたい衣装の所でストップさせて固定する

  
ストップさせるキーは表情一時表示を兼用しても良い
リセットを順次切り替えるモーションのスタートにしてもよい
最初の数秒はリセット、その後にいろいろな衣装に変わり最後にまたリセット
つまり、リセットしたい時はQを押してWをすぐ押すか、Qを押して放置
利点は1つのキーで着せ替え、表情切り替えが兼用出来る

使用例 Qリセット兼着せ替え W><目 Eドヤ顔 R困り顔 T怒り顔 Yジト顔
 表情変えはW~Yキー押しで一定時間表示し時間経過で戻る方式
 衣装を戻すリセットはQを押してすぐW~Yのどれかを押す
 着せ替えはQを押し、変えたいのが出たらW~Yのどれかを押す


例:
・まんが効果選択
2秒ごとに赤面、青ざめ、どんより、涙目、怒りマークと切り替わるモーションを作り、Eキーに設定
Eキーを押し、使いたい効果の所でWキーを押すと表示される Qキーで戻る

・表情セレクター
2秒ごとに強気、やさしい系、困り、怒り系と切り替わるモーションを作り、Rキーに設定
Rキーを押し、使いたい表情の所でWキーを押すと使用できる Qキーで戻る

・腕切り替え
2秒ごとに合わせた手、ゆるく握った手、グーの手、マイク持った手に切り替わるモーションを作り、Tキーに設定
Tキーを押し、使いたい手の所でWキーを押すと使用できる Qキーで戻る

・衣装セレクター
2秒ごとに普段着、戦闘服、ドレスに変わるモーションを作り、Yキーに設定
Yキーを押し、着せたい服の所でWキーを押すと服が変わる


Qキー リセット
全パラメータの初期値を記述する

Wキー ストップ
動作確認、発音補助を兼ねて、口を少し開ける動作をさせる


Z、X、C、V キーの使い方
FaceRigでは、Z、X、C、V、Shift+Z、Shift+X、Shift+C、Shift+V 8このキーでON/OFFが使えます

Live2D作成では、下記固定の名前か任意のパラメータ名を付け、0から1で作成
 
Zキー  PARAM_CHEEK 照れ   
Xキー  PARAM_TEAR 涙   
Cキー  PARAM_RAGE 怒り   
Vキー  PARAM_HAIR_FLUFFY 髪ふわり


FaceRig設定ファイル  cc_キャラ名.cfg の記述内容 moc形式用
ZからVキーを任意のパラメータ名で使用したい場合指定します (固定名なら省略可)
末尾の数字は、OFFの時、ONの時、対応キー
(1がZキー、2がX、3がC、4がV、Shift+Zが5、Shift+Xが6、Shift+Cが7、Shift+Vが8)

set_special_pose_param キャラ名 'PARAM_のパラメータ名' 0 1 1
set_special_pose_param キャラ名 'パラメータ名' 0 1 2
set_special_pose_param キャラ名 'パラメータ名' 0 1 3
set_special_pose_param キャラ名 'パラメータ名' 0 1 4
set_special_pose_param キャラ名 'パラメータ名' 0 1 5
set_special_pose_param キャラ名 'パラメータ名' 0 1 6
set_special_pose_param キャラ名 'パラメータ名' 0 1 7
set_special_pose_param キャラ名 'パラメータ名' 0 1 8



FaceRigでの動き
Z、X、C、V、4つのキーは、一度押すとON(数値が1へ)、もう一度押すとOFF(数値が0へ)
ややゆっくり変化します、パッと変化させたい時は、
0の点で0%と0.1と1の点で100%など設定すると良さそうです

モーションのcfg記述文ですが
set_special_action_anim キャラ名 'ファイル名.mtn' 1
末尾の数字があっても端から割り当てるようです
Yキーに割り当てようと数字6と書いても、1つしか書かれてないとQキーになってしまう

A、S、D キーの使い方
FaceRigでは、A、S、D キーで押している間 ONが使えます
A,S,D 3つどれでも一緒で1つのパラメータしか動かない
どれかを押している間だけ1へ変化、離すと戻る

Live2D作成では、下記固定の名前を付け、0から1で作成
舌 PARAM_TONGUE  0から1 基本 0 

FaceRigでの動き
A、S、D キーは、押している間ON(数値が1へ)、離すとOFF(数値が0へ)


使用アイデア

セレクターとして利用  
 着せ替え、手の形切り替え、時間経過でパーツが切り替わるモーションを作成し
 使いたい物が表示されたら他のキーを押して選択する、一周したら戻る

表情切り替えに使用
 笑顔、怒り、困りなど表情の切り替えに使用、普段顔のキーで戻る

一定時間だけの表情切り替え
 目がキラリン、にっこりなど一時的に表示し一定時間で戻る
 キーを押し続ける事で長く表示が可能

動きに使用 
 手を振る、お辞儀する決まった動きに使用、終了する時パラメータを戻すと良い

【 参考 】
Live2D 3.x版 moc3形式の場合
モーション再生中の割り込みが出来ない為、セレクター利用は出来ない
キーを押し続ける事で動きの連続再生が可能




【よくあるトラブル】
・FaceRigで、ZからVキーが効かない
 アバター選択する所の「行動」タブ の中にある 「カスタム動作」 をON

・FaceRigのQからYキーを押してもモーションが動かない場合
 FaceRigの「カスタム動作」をONにしているか?
 FaceRig所定のファイル構成にしているか?
 FaceRig用のcfgファイルの書式、記述は合っているか?
 モーション作成でピッタリの時間で作ると、ファイル構成、書式、記述が
 全て正しくても動かないバグ有り

・モーションは動くが、想定したモーションが動かない&表示サイズ、位置が毎回戻る場合
 cfgファイルが機能してない

・FaceRig所定のファイル構成にしているか?
 フォルダ名の不統一や誤記は無いか?

・FaceRig用のcfgファイルの書式、記述は合っているか?
 内部に書かれているキャラ名、モーション名、記述範囲は合っているか?

・モーション作成でピッタリの時間で作ると動かないバグ有り(moc3の時のみ)
 動かないモーションの .motion3.jsonをメモ帳で開いて
 中に書かれている "Duration" の値が 整数 で書かれていると
 FaceRigでは動かないようです、(Live2DViewerでは動く)
 これは時間ぴったりのモーションだと整数になるようです
 対策は
 "Duration": の後の数字に、少数点と0を追加するだけで良いです
 "Duration": 4, なら "Duration": 4.0, に直すと動きます

・FaceRigではmoc3の時、録画したモーションが再生されないバグ有り
 録画したモーションと違うモーションが再生されるバグ



モーション用キーの扱い
2.1版のmocでは、
キーが押されモーションが動いている最中に別のモーションのキーを押すと割り込みが出来ます
モーションのキーを押し続けると、押しているキーが割り込まれ続け変化無し、離すと動き出す 

moc3形式もmoc形式と同じに改良された

  • 最終更新:2020-09-15 20:40:05

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