FaceRig対応

nizimaで「FaceRig対応」と書かれたモデルを多く見かけます
標準パラメータでモデルを作り、モデル名を英文字にし、規定のフォルダ構成にして
FaceRigに入れれば動きますので安易に使われています

Vtuber動画でLive2Dモデルが元気良く、表情豊かに動く様子を見て
期待して買ってみたら、あまり動かないし、表情も出せないトラブルが懸念されます
Live2D標準モデルそのままの場合と、熟慮して作られた物とでは
動きや機能に違いがあるのでわかりやすい記述が必要です

そこで、「FaceRig可」、「FaceRig対応」、「FaceRig表情対応」の3種に分類し
どの位の機能があるかをわかりやすくします

2020/4/25現在、記述に変化が無く、「FaceRig対応」の記述が大半な現状
そこで、こちらの記述を変更

「FaceRig対応」を一番下に、「FaceRig高度対応」、「FaceRig表情対応」の3種に分類し
どの位の機能があるかをわかりやすくします


「FaceRig対応」
 演じたり表現するには向かないが、FaceRigに入れるとゆらゆらとは動く
 FaceRig添付のLive2D標準モデルと同じぐらい、
 表情変化は普段微笑、笑顔、怒り顔、赤面照れ顔ぐらいしかできない

「FaceRig高度対応」
 FaceRig用に調整して作られたモデル、キー押しでいろいろな機能が使える
 ある程度、演じたり表現出来る、
 表情変化は普段微笑、笑顔、怒り顔、赤面照れ顔、困り顔、期待顔、驚き顔、憮然顔、興奮顔など

「FaceRig表情対応」
 Vtuber向け、表情豊かに演じたり表現する事が出来るモデル
 手が少し動かせる、
 多様な表情変化ができる、笑顔、困り、怒り、ジト顔、ドヤ顔、真剣顔、驚き顔
 泣き顔、照れ顔、慌て顔、混乱顔、企み顔、なごみ顔、憮然顔など



「FaceRig高度対応」と「FaceRig対応」の動きの違い
 

【 参考 】
一部の高度な3Dモデル以外での表情はスイッチ押しで表現しています
スイッチを押して○○目や、><目を出して変える仕様です

口は音量で開閉するので動きますが、同じ形で開閉するだけで「お」「い」が表現出来ません
目は自動まばたきなので半目が出来ない
目玉はカメラを見るか正面を見る固定状態、相手を見るや視線を変えるのは出来ません
眉は固定かスイッチで変える

一方、Live2Dモデルは顔状態のトレース(検出し反映)で
目の開き、口の開き具合から眉の上下、目玉の向いてる方まで検出して反映されます
これらを有効に活用したのがFaceRig表情対応モデルです

通常のLive2D標準モデルの状態だとゲーム仕様なので動きはしますが
表現するには機能不足です



2020年度規格  

FaceRig対応

「FaceRig対応」、「FaceRig可」と書く場合
 パラメータの使い方など、通常のLive2D標準モデル相当でFaceRig用の考慮はしていない
 FaceRigにエラーなく入れられて動くモデル

【 必要な事 】
FaceRigに入れたらエラー落ちしたり、動かない事がない状態になっている
 独自パラメータ命名や適当なファイル名にしていなければ良いだけ
 普通に作って英文字のファイル名なら、ほとんどが該当

・Live2D標準パラメータ(最初からあるパラメータID名)で作っている
・ファイル名に全角文字(2バイト文字、日本語など)や記号などを使っていない、半角英数文字のみ
・書き出し後にモデル名を変えたり、フォルダとモデル名が異なるなど名前が不統一になっていない

【 仕様 】
 Vtuber用途には不向き
 FaceRigに添付されているLive2D標準モデルと同じぐらいの機能
 Live2D標準モデルそのままでよい、または動作を一部省略、縮小してもよい
 FaceRig用パラメータの追加や考慮は不用
 顔の向き動きが狭くてもよい  (角度Xで少ししか顔が動かないなど)
 パラメータが変化しても動かない(作ってない)があってもよい   
 FaceRig用設定ファイルなどの添付は不用
 髪揺れなどの物理演算は無くてもよい、FaceRig用の物理演算でなくてよい


説明欄記述例
・FaceRig上で表現可能な表情
 普段の微笑
 口幅を広げると笑顔口になる
 眉を下げると、怒り眉になる
 赤面を使用した照れ顔

・モーションキー割り当て  なし
・キー割り当て  Zキー 赤面
・手の可動  なし
・物理演算での可動  髪揺れ


FaceRig高度対応

「FaceRig高度対応」、「FaceRigフル対応」と書く場合
 パラメータの使い方がFaceRig用に考慮してある
 フェイストラッキング(顔認識)で可動させる為の考慮がしてある
 キー押しで機能する設定ができている

【 必要な事 】
 FaceRig用のパラメータ追加や移設利用している  FaceRigに適したパラメータ
 髪揺れなどをFaceRig用の物理演算にしている  物理演算ファイル作成(3.x版)
 FaceRig用設定ファイルなどを添付している  Facerig用ファイル構成(moc3形式)
 キー押しで動く用のモーションを用意している
 アイドリングモーションを用意している  アイドリングモーション再生
 FaceRig用の動きの考慮   顔の動きに体の動きが連動など 表現工夫 全身
 Live2D標準モデルとは異なる、顔操作用の作成をしている アニメ表現の基礎技法
  目の開閉で半開きでも見た目が成立している (目開閉でのハイライトの移動)
  口が母音表現できる
  FaceRig用の眉の使い方をしている  まゆ毛
 キー押しで変化する機能(赤面表示など)が多数ある

【 仕様 】
 簡易なVtuber用途に使える
 基本はLive2D標準モデルと同等、FaceRigで機能をフルに生かす設定にしてある
 FaceRig用パラメータの追加や考慮がしてある
 顔の向き動きが広く、隣のキャラを見ている風が出来る
 FaceRig用設定ファイルをすべて添付
 FaceRig用の物理演算がある



説明欄記述例
・FaceRig上で表現可能な表情

 普段状態で微笑、笑顔
 眉を上げると、困り顔
 眉を下げると、怒り顔
 赤面を使用した照れ顔
 顔影を使用した静かに怒り顔
 キラキラ目を使用した期待顔
 うるうる目を使用した泣き前顔
 ○目を使用した驚き顔
 ハイライト消しを使用した憮然顔
 ><目を使用した興奮顔
 目を見開いての驚き顔
 歯を見せた笑顔
 「おー」と口を縦に広げた感心顔
 てへぺろ

・モーションキー割り当て  手を振る 
・キー割り当て 赤面、顔影、キラキラ目、うるうる目、汗、てへぺろ、○目、ハイライト消し、><目
・手の可動  下にだらり手、手を振るパーの手
・物理演算での可動 髪揺れ、アクセサリ揺れ
・アイドリングモーションでしっぽが時々動く



「FaceRig高度対応」チェックリスト

・角度Xと体X、角度Yと体Yが連動している
・角度Zと体Zが連動している(または、体Zパラメータ使用)
・隣のキャラを見ている風が出来る可動域がある
・目の開閉でハイライトが移動し、目が半開きでも成立している
・FaceRigで笑顔閉じ目(にっこり目)に出来る
・FaceRigで困り眉、怒り眉に出来る
・口が母音表現できる(「あ」「お」「い」がわかる)
・角度Zで髪が垂れるなど、顔の動きに連動して体の各所が少し動く(手、スカートが揺れる)
・FaceRigでの操作で、すぐに顔アップが出来る (腹アップにならない)
・キー押しで変化する機能(赤面)などが多数ある



「FaceRig高度対応」で作成しておく点

・ある程度、左右向きなどが動き、隣の子と話している風が出来る可動域
  Deskt904.jpg
 Live2Dは仕組み的に広い可動域は苦手ですので、少し向けるだけで充分です

・髪が垂れる動きをする
 普通の現象ですが作成しないと垂れません
 固形髪が左右に傾く、初心者髪は避けましょう
  EQBa_YMVUAIV4k6.jpg
 髪揺れが設定してある物理演算で少し垂れますが別途角度Zで垂れると良いです

・ON/OFFキー押し 9個  作成して設定する
 利用候補
  横棒赤面、ほほの赤面、顔全体赤面、顔影、青ざめ、周囲キラキラ
  汗、怒りマーク、涙目、ため息、てへぺろ、キラリン、引き陰線
  キラキラ目、ハート目、ハイライト消し、目玉消し、目玉縦長化    
  白丸の驚き目、なごみ目、><目、ぐるぐる目、笑顔目、ジト目
  可動範囲切り替え、帽子等のアイテムの表示消し

 定番で必須なのは、笑顔目、横棒赤面、顔影、><目、キラキラ目、ハイライト消し

・キー押しで動く為のモーションを用意している 6個

・アイドリングモーションを用意している

・手の動き マウス操作で少し動く

・FaceRig用の物理演算
  FaceRigに入れると物理演算揺れが小さいと言われていますが
  画面でのマウス操作速度と顔の動き速度の違いで動きに違いが出ます、
  他に、体の回転X、体の回転Yは入力として機能していない事があります
  体XYは入力から除き、角度XYZと体の回転Zで動くようにFaceRig専用の調整が必要です

・拡大縮小の基点の設定
  moc3形式の場合、拡大操作の起点設定
  moc3書き出しの時、「モデルの中心Y」の数値を0.1に変更
  モデルに合わせて数値は微調整
  顔アップから引く時に下に消えてしまうのが無い
  目のあたりに基点が来るように、0.09とか数値を微調整する
 
  最初が中心Y0.5、後半が0.1の場合

・必要なファイルをそろえ、整える
  Live2D書き出しファイル一式
  FaceRig用設定ファイル    cc_モデル名.cfg
  FaceRig用名前、説明欄設定ファイル  cc_names_モデル名.cfg
  アイコン用画像  PNG形式 正方形500ドットぐらい ico_モデル名.png
 「 motions 」名でモーションを入れるフォルダ
  モデルの仕様、操作方法の説明を書いた テキストファイル

・操作方法の説明 
  どの部位の動きでどうなるや、どのキーで何が出る、動くのかわかりにくいので
  説明文が必要です

・モデル選択画面での説明文
 キー押し内容説明などすると良い
  5行まで表示、1行に33文字まで入り改行、
  改行コード含め、71文字(2バイト文字)まで、半角の英字だと142文字まで
  文字コード違い、文字数オーバーなどすると、文字が表示されない


・FaceRig固有のパラメータ利用方法への変更
「FaceRig対応」と「FaceRig高度対応」の考慮の違い

笑顔のパラメータ(PARAM_EYE_○_SMILE)内容の移設を行っているので
「FaceRig高度対応」は、FaceRig上で笑顔閉じ目(にっこり目)が出来る
Live2D標準モデルや「FaceRig対応」では出来ない
 
 キー押しで笑顔閉じ目(にっこり目)が出来る 
 人の笑顔に連動して笑顔目になる  口変形1笑顔方式
 人の眉を上げると笑顔目になる


口変形 (PARAM_MOUTH_FORM)の考慮をしているので
「FaceRig高度対応」は、「あいうえお」の母音が表現出来る
Live2D標準モデルや「FaceRig対応」では縦開閉のみで出来ない
 口感情パラメータを作り口変形の内容を移設、キー押しや眉上下で変化させる


体の回転 Y (PARAM_BODY_ANGLE_Y)内容の移設を行っているので
顔の向きにあわせて体も動くなど工夫されている
Live2D標準モデルや「FaceRig対応」では動かない

 FaceRigでは動かないパラメータなので、内容の移設が必要
  角度Yへの移設
  角度Yを入力にした物理演算で可動させる、パラメータID名は変える


体の回転 X (PARAM_BODY_ANGLE_X)内容の説明、移設を行っている
顔の向きに合わせて体も動くなど工夫されている
Live2D標準モデルや「FaceRig対応」ではマウス操作で動かせる

 マウス操作で動かす予定のユーザーの場合はそのままでも良い
 角度Xへ移設 そのままリニアで連動 前半小さく後半で大きく動く連動
 体Zへ移設
 角度Xを入力にした物理演算で動かす

【 参考 】
角度Xへの移設が簡単で効果がありますが
そのまま顔1:体1でのリニア連動だと、顔を向けると体も同時に動く一定の動き感が出ます
そこで、比率を変えた、前半小さく後半で大きく動く連動が有効です
作成方法は体Xパラメータの内容を移設後、30から-30にした後、5と-5に点を付け
それを15と-15に調整するだけ


体の回転 Z (PARAM_BODY_ANGLE_Z)内容の説明、移設を行っている
用途が工夫されている
Live2D標準モデルや「FaceRig対応」ではモデルが傾く奇妙な状態になる

 そのままで運用
 角度Zへ移設
 角度Xの内容を移設


腕 (PARAM_ARM_○)が追加されているのでマウス操作で手が少し動く
Live2D標準モデルや「FaceRig対応」では動かない


目の形状(PARAM_EYE_FORM)が追加されているので
たれ目、ツリ目が表現出来る
Live2D標準モデルや「FaceRig対応」では動かない

 目のたれ目、ツリ目の変化に使用する
 口角の上下に使用する
 笑顔目の出現に使用する


目の開閉で半開きでも見た目が成立している
PARAM_EYE_○_OPEN 0.85で通常開き、1.0見開き、
1.5で驚きの見開き目玉縮小、0.2で浅い閉じ目、0で深い閉じ目
 目開閉でハイライト位置を移動させる
 目開閉で目玉位置を移動させる
 目開閉1.5で驚いた表情での見開き目を作成する

Live2D標準モデルや「FaceRig対応」では
半開きだと、ハイライトが覆われて見えなくなる、目玉の下側だけ見える
それを生かした、半開きをジト目表現に使用する仕様でもよい

【 参考 】
目の通常開きについて、Live2D標準では、1.0
FaceRig 顔無検出時は 0.9
FaceRigの解説文での数値は 0.75
FaceRig実際の動作では 0から1.5まで動く

顔無検出時に0.9なので、0.75だと無検出になると0.15分、目を見開いてしまう
0.85なら0.05なので少しで済む、Live2D標準との差も少ない


キー押し用のパラメータを9種以上用意している
 PARAM_TONGUE 舌 を追加している


眉のパラメータの利用は、さまざまな方法があります
演者が必要な形を出せるようなっていれば良いです
困り眉や怒り眉が必要な時に出せる キー押し、眉上下など操作方法はさまざま





キー押し候補参考

笑顔目(にっこり閉じ目)に切替え
 キー押しで笑顔目に切替える方式 SMILEパラメータを左右合わせてキーに割り振る
 他にも口変形1笑顔方式、眉上下で出現方式などいろいろな方法があります
 20200205014131_1.jpg

横棒赤面  棒状の赤面、他にも、頬の点赤面、顔全体赤面など種類がある
 互換性からZキーに割り振るのが良い、通常赤面、うっすら赤くなるなど分けるのも良い
 k001.jpg 

うるうる目 白い大きなハイライトの増量と、目開閉、目玉XYを入力にした物理演算で揺らす
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キラキラ目 定番の表現、呼吸パラメータを使い大小させたりするのも良い
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てへぺろ 
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ハイライト消し、           完全にフラット目
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顔影        コントラストをはっきりさせたタイプもよい
 k006.jpg k012.jpg

ハイライト増加  目の光点を増やす、微妙な違いだが 機嫌が良い風に見える
 1つのキーをシフトキー代わりに使用している時、これを状態確認に使用するのも良い
 これが表示されている時はシフトがOFF、消えている時はON
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怒りマーク  ほとんど使い道がない 必要ないかもしれない
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驚き目 目玉縮小 キー押しで出しても良いし、目開きで出すのもよい
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にやり口、にしし口  パラメータが無く人の口では出せないのでキー押しで出す
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ぷく顔、ぷっくり怒り  輪郭を膨らませ、口しわを出す
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にんまり口 
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完全ジト目  良く使いそう、あると顔芸がはかどる
 k018.jpg ジト1.jpg 

><目  定番、いろいろ使える
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ぐぬぬ顔  
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気が付きマーク  
 k022.jpg k023.jpg

汗  ほとんど使い道がない 必要ないかもしれない
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?マーク  ほとんど使い道がない 必要ないかもしれない
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音符マーク  
 k026.jpg

きらりんマーク  呼吸パラメータを使い大小させたりするのも良い
 k029.jpg

ハート振りまき  呼吸パラメータを使い動かすのも良い
 k031.jpg

ウインク  均等可動を解除すれば出来るがキー押しで出せるようにするのも良い
 
驚き顔  キー押しで驚き顔に変えるのもよい、青ざめ表現を追加するのもよい

目玉の横縮小  海外では興奮状態の時の表現とし縦長の目がよく使われる

眉の表現  ON/OFFキー押しで困り眉にする方式もある

涙目、泣き顔  キー押しで涙を表示するのもよい

動きの範囲拡大  キー押しで顔の動きの範囲を切り替える、ONで大きく動くようになる 

着せ替え、アイテム表示  帽子やメガネ、小物などの表示を消したり、表示したりする
             着せ替えはキー利用節約の為にcfg設定での別モデル化が有効

動きの変更、機能のON/OFF  しっぽが興奮で早く振られるなどの切り替え
              
シフトキー代わり  1つをシフトキー代わりに使用する事でキー押しを増やす
          同時使用がないものを組み合わせる必要があるが、16種が出せる
          2つをシフトキー代わりに使用すると28種も可能ではある   
  kyebain1.jpg

強調ネタ顔切り替え  各表情の状態でこのキーを押すとネタ顔になる
  じょん顔種類ra.jpg


キー割り当て例
  miyuhykeyu.jpg




「FaceRig高度対応」の機能実装例

・ON/OFFキー押しの割り当て
 横棒赤面、顔影、><目、キラキラ目、ハイライト消しなど
 一つのキーをシフト代わりに使い、7キーで12種、
 角度Yの可動範囲拡大
  kyebain1.jpg

・キー押し起動モーション  表情変更に使用 
 普段(微笑)、やや困り顔、ドヤ顔、ジト顔(憂い)、怒り顔

・アイドリングモーション  けもの耳の時々ピクピク

・手の動き 体の動きで手が少し揺れ動く、マウス操作で手が横経由で上げられる

・FaceRig用の物理演算にしてある
・拡大縮小の基点の設定がしてあるので顔アップが出来る
・モデル選択画面でキー内容の説明文がある
・笑顔目は 口変形1笑顔方式
・口は母音が表現出来る、歯が見える
・眉上下に連動した口角の上下
・体の回転 Yの内容は角度Yへ移設
・体の回転 Zの内容は角度Zへ移設
・体の回転 Xの内容は体Zへ移設
・眉の上下でたれ目、ツリ目になる
・目の開閉での見開きで驚き目になる


















FaceRig表情対応

「FaceRig表情対応」と書く場合
 Vtuberなど実際に利用する用途向けに考えて作られている
 狙った表情や演技が出来るので顔芸で楽しませる事ができる

 演者が望んだ表情が出せる、場面にあった表情が出せる(6種以上)
  普段、笑顔、困り、怒り、ジト顔、ドヤ顔、真剣顔、驚き顔
  泣き顔、照れ顔、慌て顔、混乱顔、企み顔、なごみ顔、憮然顔  
        
 顔の向ける範囲が広く(左右に30度以上向ける)、隣の子と話している風が出来る
 手がある程度動く、数種の手の形がある
 顔向きに応じた 体の動き連動が出来る
 お辞儀が出来る

【 仕様 】
 Vtuber用途に使える
 Live2D標準モデルと異なる構成と構造、FaceRigで機能を生かす設定になっている
 FaceRig用パラメータの追加や考慮がしてある
 顔の向き動きが広く、隣のキャラを見ている風が出来る
 FaceRig用設定ファイルをすべて添付
 FaceRig用の物理演算がある
 リアルタイムのフェイストラッキングで表情操作が出来る
  眉の形を変えられる機能  困り眉、平らなジト眉、怒り眉
  半目、薄目が成立する目の作り  ハイライトの移動、目玉の移動
  ツリ目、たれ目が出来る目の作り
  ><目、赤面、顔影、キラキラ目、うるうる目などの補助演出の搭載
  口の母音表現、歯の表示
  慌て口、怒り口など口の形が変えられる機能

「FaceRig表情対応」モデルの例 
 
 会話内容に合った表情で感情を伝えられる




説明欄記述例
・FaceRig上で表現可能な表情
 キー押しで切り替え、笑顔、困り、ドヤ顔、ジト目、怒り、まじめ顔
 赤面を使用した照れ顔
 顔影を使用した静かに怒り顔
 キラキラ目を使用した期待顔
 うるうる目を使用した泣き前顔
 ○目を使用した驚き顔
 ハイライト消しを使用した憮然顔
 ><目を使用した興奮顔
 目を見開いての驚き顔
 歯を見せた笑顔
 「おー」と口を縦に広げた感心顔
 てへぺろ

・モーションキー割り当て  笑顔、困り、ドヤ顔、ジト目、怒り、まじめ顔
・キー割り当て  赤面、顔影、キラキラ目、うるうる目、汗、てへぺろ、○目、ハイライト消し、><目
・手の可動 3種  下にだらり手、口元に手、マイク持ち手、マウス操作である程度動かせる
・物理演算での可動 髪揺れ、手の揺れ、瞳ハイライト揺れ、アクセサリ揺れ、位置移動での元気感
・アイドリングモーションでしっぽが時々動く

  10630519_s.jpg
 顔向き、目の開閉具合のキー押しの組み合わせで多様な表情が可能



「FaceRig表情対応」で作成しておく点

・普段(微笑)、やや困り顔、ドヤ顔、ジト顔(憂い)、怒り顔、驚き顔 が出来る

・顔の動きで、体がある程度動く、手も一緒にぷらぷら動く

・お辞儀や、お辞儀している風が出来る工夫がしてある
  ozire2.jpg ozsi2.jpg
 前に倒す動きが出来る構造で作るのがよいですが難しいです
 そこで、「お辞儀している風」上半身だけ見せる運用でなら使える方式
 モデル全体の拡大と位置を下げ、顔を下に向ける事で
 頭が前に倒れて大きく見えて位置が下がってお辞儀をしている風に見える簡単な作り方

・手の形を複数出せる
  te1.jpg

・顔の上向きでの輪郭線対策







【 参考 】

2020年度規格  最新の規格 2019年9月Cubism 4発売でもあまり変わらず 

・4.0版は人柱の試し状態、バグ、仕様は不明、未調査
 
・3.x版まではバグ、仕様がほぼ判明し、知っていれば堅実に作成出来るようになった
 プロの業務では3.3版使用が良い

・moc3での拡縮基点設定が判明したので追加
・使用キー数が5個増えて、計15個になっている
・アイドリングモーションが使用可になっている
・母音表現、口変形1笑顔方式が定番化
・顔と体の連動が定番化

・パラメータは初期から一向に増えず

2019年度   3.x版が増えてきた
2018年度   徐々に3.x版が出てくる
2017年度   まだ2.1版での作成
2016年度   2.1版での作成



Live2Dバージョン履歴

2019/9/4に発売
Cubism Editor 4.0版  (SDK4.0規格対応)  4.0.03 2019/12/12    4.0.00 2019/9/4  
     2019/9/14のFaceRig更新  SDK4.0規格対応

2018/12/20に発売 
Cubism Editor 3.3版  (SDK3.3規格対応)  3.3.03 2019/04/26  3.3.00 2018/12/20
     変形での形状荒れを減らす新規格搭載

2018/04/27に発売
Cubism Editor 3.2版  (SDK3.0規格対応)  3.2.07 2018/11/15
     グルー、スキニングなど新機能  動画書き出し

2017/4/26に発売
Cubism Editor 3.0版  (SDK3.0規格対応)

2016年頃にはあった
Cubism Editor 2.1版  (SDK2.1規格対応)  2.1.16 2016/11/09
Cubism Editor 2.0版  (SDK2.0規格対応)



  • 最終更新:2020-11-11 01:12:51

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