口開閉方式5型
母音表現 + 感情表現出来る方式 口開閉方式5型(口5型)
・母音、感情表現、多様な口形状が出来ます
口5型は、口感情パラメータを追加します、口形状を変えるパラメータです
口感情パラメータ ParamMouthEmotion PARAM_MOUTH_EMOTION
ワの字口や猫口、慌て口など、いろいろな形を作ります
従来の口4型は口開閉と口変形を組み合わせて使用し、形状を作っていましたが
口5型は分けて、偶然重なった状態を利用しています
口の形状配置は同じようになりますが作り方、構成が異なります
作り方
口開閉と口感情の組み合わせで形状とその開閉での形をパーツポリゴン点を動かして作ります
口変形パラメータは口のパーツの親に配置したデフォーマと関連させ、
口幅の変化、口角上げ(口変形1笑顔方式)を行います
偶然重なった状態を利用しているので幅が狭くなった時、意図しない形状になる事があります
その時は、形状補正デフォーマを追加して補正しましょう
それでもダメな時はあきらめ、妥協しましょう
歯の作成
発音の「い」で歯が必要です、無くてもいいのですが
あると、歯を見せた笑顔、表情で魅力が増します
口開閉と口変形の組み合わせの中で、
口幅(口変形)が0.5~1.0、口開閉が0.3~0までの範囲で出現するように
位置や不透明度の変化で出現、非表示を切り替えます
範囲の数値は各自で調整
また、出現、非表示の中間変化状態は見栄えが良くないので出来るだけ短くします
歯の出現範囲 黄色の内側
使用方法
口開閉と口変形はフェイストラッキングで動きますので特になし
口感情パラメータはキー押しでのモーションや表情ファイルで変化させます
眉感情、まつ毛感情、顔面感情のパラメータも一緒に変化させて感情を表現させます
感情表現で使用したい形のパラメータ値をモーションに記述します
モーション終了後にパラメータ値が残る仕様を利用して感情状態を維持していますので
普段に戻す操作と普段の表情が必要です
口を開いた状態で変化させると目立つので
口を閉じておくモーションを追加すると良いです
慌て口、怒り口などは一定時間(5秒)で普段に元に戻るようなモーションにすると
元に戻す操作が不要で良いです
【 参考 】
眉感情パラメータ
眉の形を変化させます、位置、角度もある程度は変えます
困り眉、怒り眉、平らなジト眉、にっこり弓眉、悩みの逆弓眉
まつ毛感情パラメータ
目の形を変えます、タレ目、ツリ目、ジト目、
目玉感情パラメータ
目玉の形や動きを変えます、うるうる揺れ目、縦長目、縮小め、ハイライトが多いキラキラ目
怯え、動揺での揺れ目、ハイライト消し
口感情パラメータ
様々な口の形
顔面感情パラメータ
顔の輪郭の変化、顔色の変化、頬赤の具合、顔影の出現など
顔面の変化演出を担当するパラメータ
髪感情パラメータ
髪が膨らむなど感情表現に使うのも良いです
アホ毛が変化するのはアニメでは定番、元気に動く、しぼむなど
肩のパラメータ
感情表現によっては肩の上下を加えると良い場合があります
口を開いた状態で変化させると変化途中が目立つので
口を閉じておくモーションを追加すると良いです
まつ毛、目玉も変化途中が目立つので
目を閉じておくモーションを追加すると良いです
フェード値をうまく設定すると変化に気が付かない自然な変化も出来ます
一方、即変化させるとキー押したな感がすごいです
Live2D標準モデル
Live2D標準で口部分を作ったモデルを
少しの改造で簡易母音表現できるようにする方法
・口パーツのポリゴンを細かくする
・口パーツの親に口を全部囲うデフォーマ(5✕5以上)を追加
・口感情パラメータを新規追加 -1から1
・口変形の内容を口感情パラメータへ移設
・口変形と口を囲うデフォーマを関連させる
・口変形1はそのまま、0でデフォーマの幅を2/3位に縮小、-1で半分ぐらい
・歯をいい感じに配置する
・必要なら口変形1の所でデフォーマで口角を少し上げる
バーツ分け例
歯の出現範囲 黄色の内側
口開閉と口感情のパラメータで各形と開閉状態を作る
口変形での動き 口変形1笑顔方式はここで変形させる
- 最終更新:2020-11-04 14:36:55